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絵が上手くなったと錯覚しない

業界で働くと、とんでもなく絵が上手い人があちこちにいらっしゃるんですが。そんな方々でも自分はまだまだと思われてる感が強いです。自信をもって自分は上手いと言い切るような人には会ったことがありません。

実際、レジェンド級の方々なんて誰が一番なんて決められるようなものではないですし、それぞれに尊敬する誰かがいて、その人を追いかけることで能力を高めているのだと思います。自分で自分が上手いと思って満足してしまうと、成長にストップをかけてしまうことになります。

新人がそのような考えに陥りやすいのは

模写に慣れて上手くなった気になる。

動画作業に慣れて絵が上手くなった気になる。

二原作業に慣れて絵が上手くなった気になる。

などです。

それぞれの作業に慣れて、他の人がきれいに作画したものを、ある程度きれいなままの状態で完成させれるようにはなってますが、絵を描く技術は上達していないことを分かっていないといけません。

いちから絵を描くことを忘れていると、いざレイアウトなどの作業が始まった際に何も描けず、自分がここまで描けないのかとショックを受けることになります。

「アニメがお仕事!」というマンガで「ラクガキを続けた方がいい」というような話が出てくるのですが、自分で絵を描くということを忘れてはいけないのだと思います。

昔の自分と比べて上手くなったと喜んでもあまり意味はありません。比べるべきは業界の頂点とです。

業界に入ると沢山の上手い絵を見る機会があるので、その方々と比べて自分は全然だという気持ちを忘れずに技術を高めてみてはどうでしょう。

業界に入る前の場合は、原画展で生の原画を見ることをおすすめします。原画集などでもいいのですが、肉筆かつ原寸大のものは受ける印象が全然違います。

自分で評価しなくても、本当に上手くなっていたら周りが評価してくれますし、その方がきっと嬉しいと思います。

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