こんな質問をいただきました。
「私は絵を描くのが大好きなのですが人の絵を真似るというのが上手くありません。なのでそういう人はアニメーターという仕事には向いていないのでしょうか?」
掲示板より
「また、アニメーターからアニメ監督やキャラクターデザインなどになることはできるのでしょうか?」
私はアニメーター（原画）は人の絵を真似るというより、画面構成を決定し、演技をさせるという印象があります。
キャラを似せるというのはもちろん必要ですが、それはまた特殊な技術で、皆がそれを習得出来ているのであれば作画監督は不要になってしまいます。
実際、作画監督の修正が入る前のレイアウトを見ると顔の比率等は合わせつつ、自分の絵柄で描いている方も多々見受けられます。
なので、似せられないのではないかと思い悩むことはないです。今できなくても経験を積んだうえで、自分なりにできることをしましょう。
また、本当に自分のやりたいことであれば、たとえ向いていなくとも、やってみたいとは思いませんか？本当に人生は一回なんで・・・。やりたいことはやっておいたほうがいいですよ。
監督やキャラデザに関してですが、逆にキャラデザはアニメーターでなければできないのではないでしょうか。
最近漫画家さんがキャラクターデザインとか良く聞きますが、ほとんどがキャラ原案であって、アニメーターがそれを基にキャラクターデザインをしています。アニメーションの技術を知っていなければ出来ない仕事だと思います。
監督に関してですが、アニメーターから演出に、そこから監督にという流れはあると思います。
現実に作画方面から監督になられた方もおられます。また制作進行から演出、監督というコースもあるようです。どちらかというとこちらの方がが主なようです。
