お久しぶりです。いつもお世話になっています。
以前のアドバイスを貰ってから何とか辞めずに動画を続けさせてもらっています。

今回、相談させていただきたいのは自分の手の速さと技術不足についてです。
アニメーターになってからもうすぐ半年になるのですが
手が遅い事で悩んでいます。
恥ずかしながら今月も250枚行くか行かないか位の量しか描けませんでした。
上司からも「そろそろ月300枚〜400枚は行くようになってもらいたい
といわれて居るのですが、どうやっても一日平均７枚が私の限界です。
また、会社に来る仕事が簡単な線を割るもので（それでも時間がかかってしまうのですが）振向きや歩きなどのアニメーターの基本となる動作をまだ理解できずリテイクをくらってしまいます。
個人練習の必要を感じているのですが、家に帰るのが遅く入浴して寝ることくらいしか出来ず思うままにならないのが現状です。
一体私はどうすればいいのでしょうか？
今の簡単な線割だけの動画で本当に上手くなるのでしょうか？
えんぴつさんは確か一年半ほどでレイアウトを担当されていたと思うのですが何か心がけていたことはありますか。
今、「自分がこのままでいいのか。どういった方向に頑張ればいいのか」ということが分からなくなっています。
お手隙の際にでもお答え頂けると嬉しいです
失礼しました

かずいすさん、お久しぶりです。

動画の時期はまさに、アニメーターになるための修行の時期です。
ここで上手くなるというより、下準備として考えたほうが良いかもしれません。
頑張る方向は「とにかく会社側から求められている事を達成する」でいいと思います。その過程にもしっかりと意味があるからです。

私の場合は、簡単な線割という作業で得るものは、画力やアニメーションの知識ではなく、単純に手を早く動かす訓練だと思っていました。
それを習得するためには時間がかかりますが、その先の作業でも必要不可欠な能力です。
「単純な手の早さ」これが枚数を増やす近道だと私は思っています。

難しい動作の場合は、チェッカーに直されるのは当たり前です。
アニメーションに関する経験や知識がチェッカーの方が上だからです。
逆に直さないと、それはチェッカー自身の実力不足を肯定するようなものです。
「絶対に直される」この前提を前に、自分はどういう状態に仕上げて、どういう心持で作画をすればいいのかを、一度考えてみてください。

私も同じように考えた時期がありました。
かずいすさんにも、是非自分なりの答えを見つけてほしいです。
頑張ってください、応援しています。

お返事ありあがとうございました。お礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
単純な手の速さ…、未だにこの速さを身につける事が出来ず、自分では精一杯速くやっているつもりでも上司から求められるレベルに達せず、中々うまくいかないものですね。
技術は一朝一夕では手に入れられないことを痛感しています。

＞動画の時期はまさに、アニメーターになるための修行の時期です。
というお言葉にちょっとだけ心が軽くなりました。
ありがとうございました！