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アニメーターになるには、アニメを制作するには。

アニメの制作に携わりたい、けれどアニメーターになるにはどうしたらいいのか。体験談を交えながら紹介します。

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エウレカセブンのはなし。

交響詩篇エウレカセブン 9 [Blu-ray]
アニメーターになることをまだ夢みたいに思っていた頃の話です。
あの日、あのカットに衝撃を受けた時の事は今でもよく憶えています。

雨の日曜日、雨の日の朝刊配達は大変だけれど、終わった後はなんとも心地いい。
カッパ着用のためにほてった体とふやけた足で、ボーっとしながらアニメが始まる時間を待ちます。

そのうちにエウレカが始まり、その後は特撮を挟んでプリキュアを見る。それがここ数ヶ月ではじめた日曜日のパターン。

今までは偶然の出会いでしかアニメを見ていないかったのだけれど、それではいけない、アニメをたくさん見ようと意識しだした時期です。とりあえず見てみようという感じで、あまり集中しては見れていなかった時期でもあるかも・・・。


エウレカが始まる。第43話「ザ・サンシャイン・アンダーグラウンド」。

Aパートでアネモネがドレス姿で登場。これは何かありそうだ。
BパートからBGMが流れ始めて、ダンスシーン(デューイとアネモネ)とバトルシーンが切り替わりながら進む。バトルシーンが派手で、比べてダンスシーンは地味だなと思っていた。

ダンスを真上から映した1カット
数カットを挟んで、ダンスの足元を映した1カット
数カットを挟んで、ダンスを横から映した1カット


雨音ざぁぁ……いま何が起こった・・・そうだっ録画!

アニメの途中だけど迷わず録画を停止した。あの3カットにはもう続きはないような気がした。さっきのカットを繰り返し見る。若干息苦しいくらいに興奮していた。作画MADなどを凄いなぁと見ていた感じとは全然違った。

少し落ち着いてから考えて「自分はアニメーターになってこういう事がしたいのかもしれない」と思った。別にダンスシーンが描きたいわけではなく、あの空間が生み出している空気・雰囲気みたいなものを描けるようになりたい。

※業界に入って、それはひとりの力でどうこう出来るレベルの事ではないと気づくのだけれど。 それぞれの担当者がしっかりと仕上げた上で、相性などの要素も加わり、まれに起こる奇跡みたいなものじゃないかと。でも諦めたわけではないです、自分もその一人に加われるように頑張ればよかったので。


「アニメーターになりたい」から「なって何がしてみたい」にスイッチが切り替わる。

あれから何年も経ったけど、このカットを超える衝撃はない。
きっと初めて目標として意識したからで、別のアニメでもいつかは気づいたのだろうけど、この時期に気づけてよかった。ただ闇雲に進まずに済んだから。

その後「君はドラマチックな絵を描くね」と言われた事がある。
「絵が上手いね」と言われるより嬉しかった。


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